紫外線療法
Last Updated on 2020年6月1日 by 院長
皮膚科で行う光線治療は、以前はUVAを使っていましたが、現在は圧倒的にUVBを使うことが多くなっています。
ナローバンドUVB(311 nm)やエキシマライト(308 nm)になり、いずれもUVBの中の狭い領域の光線のみを治療に用います。


保険適用は、乾癬、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、類乾癬、菌状息肉症、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、および円形脱毛症です。
広く全身に当てる場合はダブリンを使って、狭い範囲で良いのであれば、エキシプレックス308を使うという使い分けになると思いますが、実は組み合わせて両方とも使うと、さらに効果が良いこともあります。
強く照射しすぎると、日焼けしたように紅くなることがありますが、それ以外には特に副作用はありません。痛みもありません。照射時間は数十秒~1分くらいです。
飲み薬や、塗り薬で効果が不十分な場合に併用します。