陥入爪
Last Updated on 2022年12月29日 by 院長
陥入爪(ingrown nail)とは、「爪甲辺縁が爪周囲の皮膚に食い込んで、これを損傷し、痛み、発赤、腫脹、感染などの臨床症状をきたしたもの」となります。
一方、いわゆる「巻き爪」は「過彎曲爪」のことで、爪甲の横方向の彎曲が増加したものです。
巻き爪があると、陥入爪になりやすいですが、必ずしも症状があるとは限りません。また、巻き爪がなくとも、深爪などで陥入爪になりえます。
ややこしいですが、陥入爪イコール巻き爪ではない、ということです。
当院での陥入爪の治療は、保存的には、テーピングやアクリル固定ガター法を行っています。肉芽形成が高度で、陥入した爪甲の可及的な除去が必要な患者さんに対しては、伝達麻酔を行って、部分抜爪も可能です。抗生剤の内服や外用も必要に応じて行いますが、「爪が周囲の皮膚に食い込んでいる状態」を解除しないと改善しません。
それとは別に、過彎曲爪、いわゆる「巻き爪」の矯正も自費診療で開始しました。詳細についてはこちら。