音楽

The New Abnormal

Last Updated on 2022年3月25日 by 院長

広島県は緊急事態宣言の対象からはずれた様で、市内中心部はGW中よりは人が明らかに増えていました。

今回は皮膚科とは関係ありません。

The Strokesをご存じでしょうか。

1999年にアメリカのニューヨークで結成され、2001年に”Is This It”というアルバムでアメリカよりもヨーロッパでブレイクしたロックバンドです。「ロックンロールリバイバルの旗手」と言われ、影響を受けたというバンドは多数ありますが、もともと彼らがそんなことを目指してはいなかったのが最初のアルバムのタイトルに現れています。「これがそれ?」

爆発的に受けた1st以降、2nd、3rd、4th、5thとアルバムはリリースしているのですが、いまだ評価の高い1st、2ndを超えることが出来ず、ピークは1stなどど言う人もいます。ガンダムか。1stのような音楽をそのままやっていたら、今まで生き残っていないと思いますけどね。

その彼らがこの4月に、6番目のアルバムをリリースしました。それが、”The New Abnormal”です。今回は幸いなことに好意的に評価されているようです。偶然だと思いますが、新型コロナウイルスで変容してしまった世界を暗示しているようなタイトルになっており、日本政府が言うところの「新しい生活様式」ともすこし通じているでしょうか?こちらは「ニュー・ノーマル」のようですが。洋楽好きの方であれば、一度試聴して頂けたらと思います。私はほぼ毎日車で聴いています。

ジャケットはNYの芸術家、バスキアの絵です。

さて、彼らは次の大統領選で、民主党のバーニー・サンダースを支持していることを公言し、集会でも演奏していました。サンダースが大統領選から撤退したあとはジョー・バイデンを支持すると言っています。そんな感じでアメリカでは、アーティストや都会のインテリ層は民主党を支持していることが多い気がします。

私が2001年~2004年にアメリカで研究留学していた時のボスは、Michael A. Beaven先生と言います。そのころの大統領はブッシュJrでしたが、「彼は本当にdisaster(災害)だ」と言っておられたのが印象に残っています(民主党支持か共和党支持かは訊いていません)。残念ながらBeaven先生は、2017年4月8日に80歳で亡くなられましたが、今のトランプ政権の有様や世界の状況をみて、果たしてどのように言われるのか聞いてみたい気がします。

遅ればせながら追記:グラミーで最優秀ロック・アルバム賞とりましたね!おめでとうございます。