クリニック

スティーブンス

剪刀

Last Updated on 2020年7月21日 by 院長

陥入爪の部分抜爪用に新しくハサミ(剪刀)を購入しました。爪切り用として販売されているものではないです。

広島大学病院皮膚科では、nail splitting scissorsというまさに爪を縦に切り裂くために作られた?剪刀を購入していましたが、すでに製造終了になっていました。まあ、それが切りやすかったかというと微妙です(もうよく覚えていませんが)。実物はこれです。

nail splitting scissors

部分抜爪の際に、爪を縦に切り裂く剪刀の条件としては、

  1. 直剪刀(まっすぐで曲がってないハサミ)
  2. 細身(爪の下に刃先が入る必要がある)
  3. 刃が滑らない
  4. 先が鈍で鋭く尖ってない

となるかと思います。

nail splitting scissorsを製造していたB-BRAUN社のAESCULAPというブランドのカタログを見ると、直のスーパーカット(片方の歯が鋸刃になっている)剪刀でスティーブンスというタイプが条件に合っているようでした。

こちらになります。なかなか使いやすいです。

stevens

炎症が強くてテーピングなどの保存的治療で難しい場合は、皮膚に食い込んでいる爪を取り除くしかありません。部分抜爪は皮膚科医にとっては大変なことではありませんので、早く楽になりたい、ということであれば施行します。ただし、2人体制の時間帯がありがたいです(16時30分くらいまで)。それ以降の時間帯だと、外来が終わった後や、別日に改めて、となる可能性が高いです。

よろしくお願い申し上げます。