お知らせ

電子処方箋

Last Updated on 2024年12月31日 by 院長

当院では、2024年3月末から電子処方箋を導入しています。

保険診療で出される処方箋をおおむね一括で管理して、重複処方や禁忌・併用禁忌薬などをリアルタイムにチェック出来る仕組みのようです。オンライン資格確認だけでも過去の薬剤情報は閲覧可能ですが、直近の処方内容はでてきません。電子処方箋では、処方すると即座に反映されるのも良いところです。

申し込むと、ICカードリーダーとマニュアルが送られてくるので、マニュアルに従ってオンライン資格確認の端末と電子カルテを設定すれば出来ます。決して難しくはないので、ベンダーに設定してもらう必要はありません(ベンダー側も設定する気はあまりないようです)。ただし、それは電子処方箋の「ローカル署名」の場合です。「カードレス署名」の設定は実はかなり煩雑で、マニュアルには「やらなくても良い」と書いてあったので放置していたのですが、「カードレス署名」の設定も結局のところしないといけない(追加機能が使えない)ようなので、また時間があるときに設定する予定です(→設定しました)。

いずれにせよ電子処方箋を導入すると、3種類の処方箋が出てくることになります。電子処方箋の「電子」、電子処方箋の「紙」、それと従来の紙の処方箋です。

電子処方箋の「電子」は、引き換え番号だけの処方箋の控えです。電子処方箋の「紙」というのは、従来の処方箋に引き換え番号の記載が追加されているものになります。マイナ保険証の方は、基本的に電子処方箋の設定ですが、門前の薬局が電子処方箋に対応していないので、電子処方箋の「紙」がデフォルトです。

従来の健康保険証のかたは、電子処方箋にすることは可能ですが、特にご希望なければ従来の紙の処方箋になります。

私は、トラブルさえなければ悪い仕組みでは決してないと思っていますが、電子カルテのレスポンスは少し遅くなります。

追記:設定してみて分かりましたが、ローカル署名よりもカードレス署名、それもスマートフォンで生体認証をするのが一番楽でした。